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What's 2001-05 [日記擬き2001年05月号]

5月1日(火)

• 日記擬き更正計画からまる4箇月。それでも 「つまらない」「1文が長い」「冗長」「社長節」。 今月は趣向を少し変えて、 「より簡潔に、より美しく」を目指します。
• 連休中間の出勤日第1日。仕事になかなか脂がのらない。 5月に入って いよいよ持病の花粉症がひどくなって、 ティッシュ・ペーパーが手放せない。 2日前の按摩椅子の内容からか首筋が痛む。 週末に血を抜いた痕があざになっていることに気がついた。 何となしに重苦しい。
• 今日は連休の真ん中のこともあってすっかり忘れていたのか、 食事を予約していなかった。珍しくコンビニエンス・ストアの 弁当を口にした。普段に文句ばかり言っている寮の食事と 何一つ変わらなかった。やはり自炊しないといけないということか。 週末おいしいものばかり食べていたからなのかもしれない。
• 自宅近くの駅前で殺人事件があった。 昨日現場近くを自転車で通ったばかり。 阪神の連敗が6回目になった。 さすがに熱烈なファンでなくても意識してしまう。

5月2日(水)

• 連休中間の出勤日第2日。朝から喉が痛い。 今日は1日文書作成に追われた。 夜、夢の島になった机の上を少しでもと均した。 休み明けに少しでも仕事がはかどることを願いながら。
• 会社を出ると、冷たい雨が降っていた。 とても寂しい気分に襲われる。 大阪へ戻ろうかとも考えたが、雨が強くて断念。 気分がさえずに体温を計った。驚いたことに 39度8分をさしていた。体温計を日向にさらしていたのが いけなかったようだ。計り直すと37度2分だった。 熱があることには変わりがない。あした仕事だったら、 きっと休む結果になっていたのではないかと思う。
• ホームページの移転計画を目論んで、 取りあえずアクセスカウンターを設置した。 しかし、それのどこが移転計画1号なのかは 自分でもよくわからなかった。そんなことを考えながら 紅茶を飲んでいたときに、匙を除けた拍子に 熱湯を左手の小指と薬指の間にかけてしまった。 痛みが治まらない。

5月3日(祝)

• 朝目が覚めると、相変わらず喉は痛いままだった。 ただ、せっかく約束していたので 大阪へ向かい、大学院時代の友人たちと会って、 ビリヤードをして、カラオケへも行って、夕食もとった。
• 5月の連休ということがあって、首都圏組もあわせて 総勢12人の大所帯となった。店を出るときに、無理に エレベータの扉を閉めようとしたら、 4人を残して本当にエレベータは動き出してしまった。 あとからダークと言われたのはいうまでもない。
• さらにみんなは4次会へ出かけていく雰囲気だった。 風邪のせいか、飲み過ぎたせいかはよくわからなかったが、 ずいぶんと頭が痛んだ。ここは、せっかくではあったけれども 大事をとってそのまま大阪の自宅へ戻ることにした。
• 駅までの道のり、あるゲーム・センターの周りに人集りができていた。 店の入り口近くの、少し段を上がったところで 一人の男性が腕をぶんぶん振り回しながら、それでも華麗に? 踊っていた。本人はそのつもりなのではないかもしれないが、 ひとつの舞台となっていた。

5月4日(休)

• 起きると、例によって昼をまわっていた。 喉の痛みはいよいよひどくなっていた。 夕方、少し外へ出ようとして靴を履こうとしたときに、 右手人差し指の爪にひびを入れてしまった。
• 2日前に設置した アクセスカウンター第2が、予想していない動作をしていた。 すぐに修繕方法がわからなかったので、その手の解説書がないかと 近所の本屋をまわったが、結局碌なものは見つからなかった。 すこし専門的な本を手に入れようと思うと、 いちいちそのたびに大阪へ出なければならないので 面倒くさい。

5月5日(祝)

• フロッピーディスクやMOのストックがなくなってきていたので、 補充のために駅前の電器店へ出かけた。どこの店にも 店頭に「他店よりも安くしています」と書かれているのが目立つ。 しかし、店によって価格はまちまちで、全然 値札を貼り直している形跡もないので、 結局ははじめから全部嘘ということになる。 もし仮に、毎日真面目に価格調査して本当に他店より安くしたとすれば、 300円の商品なら 1年も経てばぼつぼつタダになってもいいと思うのだけれども‥‥? これでは不当表示と勧告されて新聞沙汰になってもやむを得ない。 (ダークかな?)

5月6日(日)

• 連休最後の休日、これといって予定もなく、 夕方になってツツジの花をカメラの中へ納めるために、裏山へ出かけた。 花は殆ど終わっていたが、それでも何とか咲いていたといった感じであった。 滑り込みセーフといったところか。
• 和歌山へ戻る途中の電車の中で、向かい側の席に ラクロスか何かをやった戻りかと思われる若い女性が座っていた。 そしてすぐその隣に 真新しい箒を買ったと思われる夫人が座っていた。 どちらもが大事そうに、各々柄を胸へ抱いていたのであるが、 向かい側から見ていると その対比がおもしろい。

5月7日(月)

• 昨夜からいよいよ咳がひどくなって、殆ど眠ることができなかった。 会社を休みたくて仕方がなかったが、体温を計ってみれば35度5分しかなかった。 仕事をしている間は、四六時中咳をしているか、鼻をかんでいるかであった。 帰ってもう一度熱を計り直すと、今度は37度4分であった。
• たまには日記擬きを休みにしてもよいかと思った。しかしいったん 毎日書き始めると、これがなかなかやめられないことに気がついた。 最近になって表紙の写真をちょくちょく変えているが、これについても コメントがあった。いよいよやめにくくなった。
• 2日前に電器店は不当表示のおかげで なかなか安くならないのではないか(ダーク?)と書いた。 各電器店はそれぞれがそれなりに頑張っているように見える。それでも 某Y店は倉庫に泥棒に入られて、パソコンを40台ほど盗まれたようなことを M氏から聞いた。何もならない。 一方、M電化はいくらにしてますといって某Y店に安くさせたら、 しばらくしてからその支店はつぶれてしまったなどとH氏から聞いた。 こちらもよくわからない。

5月8日(火)

• すぐに悩み事があるわけはないのであるが、どうも食欲が出ない。 給食の唐揚げを1つ残してしまった。口の周りに次々と 吹き出物ができるのが気になって仕方がない。目に余って 針で穴をあけて中に溜まった液体を絞り出す始末。
• 相変わらず咳が止まらない。わるい病気になったのかもしれない。 隣の部屋のY氏にやかましくなかったかと尋ねると、全然気がつかないが こちらのくしゃみが気にならないかと逆に聞かれた。言われてみれば、たしかに くしゃみが聞こえた記憶は何度もある。ずいぶんと気を使ってくれている。

5月9日(水)

• 仕事を終わらせたあと、同じ課に配属された新人氏と少し話す機会があった。 希望はなにかとか、学生時代に何をやっていたとか、家は近くとか、 趣味はどうだとか、いつの間にかとりとめもない話になっていた。 決して意識をしているわけではない。それが 何故か私にとって1年に1回の恒例行事になっている。
• 寮に戻ると、別の新人氏が4人ほどで食事をしていた。 巻き添えを食らって、これまた とりとめもなく喋った。 何か好きなものを買っておいでと言ったら、みんな甘い飲み物を買ってきた。 てっきり私はビールを買ってくることを期待した。 あまり好きではないのだろうか。
• T博士「ぼちぼちページのデザインを変えてみてはどうかと思います。 私は飽きてきました (笑)」。足かけ5年、変えようがなくて仕方なく 一貫してきた今のデザインを変えたい気持ちはある。 今よりサイズを大きくしたくない気持ちもある。が、どちらにしても 今の技量では到底追いつきそうにない。 会社でやっている仕事も同じである。 技量不足が故に機能の実装が追いつかない。頭がわるい分 勉強時間を長くとればよいのであるが、すぐに消化不良を起こしては そこそこにしてしまっている自身の意志が弱さに歯がゆい。

5月10日(木)

• 2箇月前に、突然T博士とS氏から 「結婚します!!」なる話を聞いた。その第1弾として S氏のお祝い前夜祭に、いつも一緒に仕事をしている課の面々に 誘ってもらうことになった。 果たして、相手さんのほうはとても上品な印象を受けた。 さすがは、普段から真面目なS氏ならではと感じた。
• お祝いの席では、みんなそこそこにビールを飲んでいた。かくいう私も、 何となくと考えているうちに、いつの間にか2リットルばかりのビールを お腹の中へ含んでいた。焦りがあるのは否めない。それでも、慌てるあまりに ひどい目に遭うくらいならまだ何もない方がましであろう。 そこそこの努力? とそこそこの機会とが相まってとでもいなければ、それ以上を望むわけにも いかないだろう。不器用な性格であれば、それなりの不器用な方法が あると思っている。それをまだ見つけられていないのは、かなり不器用なのは否めない。 それでも、いつも最後は自身の納得のいく方法でやっている。 それでいいと考えることができないわけでもない。
• 利き茶戦隊 茶連ジャイ・ピンクの窓口のサーバを移転した。 さすがにメールアドレス付きでレンタル料 100円/月なことだけはある。遅い。
• J先生「久しぶりに日記擬きを見てみると…。 社長節じゃない…というより別人が書いているみたい…。(唖然)」。 日頃見えなかったその人の一面がちらりと見えたとき、 思いもよらないうれしい気持ちになる。 たんなる自身の自己満足に過ぎないのかもしれないが、 見えない本音をちらりと垣間見るときが、 ヒトであってよかったと感じるときなのではないかと思う。

5月11日(金)

• 仕事を終わらせたあと、課の人と夕食を食べに出かけた。 昨日から連続だったので、すっかり酔っぱらってしまった。 頭痛が痛むので、たまには日記擬きもいい加減に すまそうと思う。 食後にアイスクリームを食べたら、喉がかわいて仕方がない。

5月12日(土)

• 今日は天気がよいにもかかわらず、半日会社で業務改善行事の 発表会とかいった種類のものに出席することになった。 1昨日に懲りて減らした筈の昨日の1リットルが応える。朝、 たまたま出会ったU氏に会社へ送ってもらったところは 非常によく憶えている。しかし そのあと次に気がついたときには、なぜかお昼をまわっていた。 ある意味、いつもと変わらない土曜日になった。
• カウンター第2のバグを指摘された。ログを見ると なぜかたまに重複チェックがうまく働いていないときがある。 理由はよくわからない。 今日は朝から、飲み過ぎたらいけないといった種類の話を 幾人からか聞いた。どこからそんなにはやく情報がまわるのかが よくわからない。
• 会社の同期であるT氏から、友だち同士で集まるパーティーを するから来ないかと誘われた。 夕方になって、会場へはM氏の車に便乗して出かけた。 さすがに友だち同士ということがあって、会社の人が多く来ていた。 終始、すぐ前に座っている人としゃべりながら食べて、飲んで、 ひとときを過ごした。こうした機会に まだ私も声をかけてもらえることが嬉しい。 同期の友人には感謝しなければならない。

5月13日(日)

• 昨夜寮に戻ったあと、洗濯やら そのあたりの人としゃべったりしているうちに いつの間にか時間が過ぎていた。床についたときには かなり空も明るくなり始めていた。 さすがに3日間立てつづけに飲んだのがいけなかったのか、 あまり体がはっきりしない。 飲み過ぎるあまりに 仕事に支障が出ないようにしなければならない。

5月14日(月)

• いつもご覧いただきましてありがとうございます。現在、 トップページでは、淡路島へ 1泊で旅行したときの写真を日替わりで載せていますので是非ご覧ください。
• Sさん「こんにちは。いつも日替わりの写真見てますよ。おもしろいね! むむっ!? これなあに?? カラフルな蜂の巣?」
• 何だと思われます? 実は、明石海峡大橋のケーブルの断面図の拡大写真です。 (んなこと、言われてもわからん‥‥って??)

5月15日(火)

• 先日遊びにいったときの写真などを、辛口コメント付き!?で まとめてWebサーバへ載せておいた。今日になって写真の話題がメールで たくさん飛んでいた。写真だけを載せるのもそれでいい。 本当は写真だけですべてを語るべきなのかもしれない。 ただ、もし仮に もっといい加減でいいものであるなら、 多少は面倒ではあるけれども 勝手なコメントを写真の隅につけておくのもわるくない。 そこからまた、新しい話題ができることが何よりも楽しい。
• 会社であった健康診断の結果が戻ってきた。 問題はなかった。といっても、 実はレントゲンを撮って検査棒に尿をかけただけでおしまいである。 本当に問題がないかどうかなど到底わかりそうもない。

5月16日(水)

• 『突然、隣の部屋に常識のない学生がやってきた。 ゴミは始末せずに毎日カラスが突つき放題。 夜遅く23時24時になっても馬鹿騒ぎをやっては少しもおさまらない。 アパートの仲介業者に依頼しても、居留守を使われる』。 そんな悩みのメールが飛んできた。こんなことは 自身のこととして考えたことすらなかった。 それが、身近な友人のところで起こっている。次に、私が 寮から追い出された次の日に同じことが起こらないとは限らない。 下手に手を出せば刺されるかもしれない。 こんな悩みを一体どこへぶつけたらいいのだろうか。
• 1週間も前にすっかり修正した筈のソフトの問題点が上がってきた。 まさか仕様にも書かれていなかったことであるから、 まさに寝耳に水であった。一言でまとめれば『操作性がわるい』。 だが、これを一言『バグ』だと突きつけられることには 何とも言えない悔しい気持ちは隠せない。 そもそも、はっきりと私が動作の隅々まで理解していなかったことに 問題はあろう。似たような種類の話には何度となく痛い目に遭わされている。 自分に納得のいく仕様が来なければ、仕様作成者と私が納得の上で合意が取れるまでは、 何があってもソフト変更には手を出さないと あらためてそっと自身の心の中で誓う。

5月17日(木)

• いつの間にか、ここへ日記をつけることがすっかり日課になっている。 周囲では、こんな日記擬きでなしに きちんと日記をつけている人も多い。そんなこんなを読んでいるときに ふと読めない漢字が出てくるときがある。自分には学がないのかと少し焦る。 以前に、流行性漢忘症なる見出しで新聞の夕刊に記事が書かれていたことがあった。 パソコンでしか文字を書かなくなってから久しい。 今日は打ち合わせをやっているときに、珍しく自らペンを取って 模造紙に文字を書いた。それなりの漢字はすっと出てきたから少し安心する。 たんなる一喜一憂だろうか。
• ニュースを見ていると、交通違反の取り締まりで追跡しているときに、 逃げている方が事故に遭って死んでしまったなどと言っている。 犯人が誰かもめること必至であるが、結局は 追われる方も、追う方も、ぶつけられた方も、運が悪かったとしか 言いようがないのではないだろうか。 去年の交通事故の負傷者が115万人と電車の吊り広告に書かれていたのが気になった。 和歌山県の総人口の107万人よりもまだ多い。何とか怪我をしないですむ方法はないだろうか。

5月18日(金)

• 時間の経つのははやいもので、今やっている仕事にかかわってから 2年になる。10数人でつくっているソフトも今ではすっかり大きくなった。 ネットワーク・サーバから最新のソースをコピーして 実行セットをつくるだけですら、今となっては1時間以上がかかる。 ただ、いくら私に取り柄がないといっても、 MS-DOSのバッチプログラムをつくる程度のことならできる。 今まで実行セットをつくるだけでも、いちいちパソコンに 張り付いては次々と手順を実行していなければならなかったものを、 なんとか無人でできるところまでこぎつけた。 Windows世代になってからはすっかりご無沙汰していたけれども、 こんなところで廃れバッチプログラムの知識が役に立つとは まさか考えてもみなかった。
• 時間の経つのははやいもので、毎晩ついつい食事時になるとビールの栓を 抜いてしまうようになってから2年になる。大概の人は、夕食の皿を いとも簡単にぺろりとやってしまうわけであるが、私の場合は そう簡単にはいかない。もともと胃袋がよくないのと、会社で消化不良を 起こしたものをそのまま持ち帰ったものとが相まって、 なかなか食事が進まない。そんなときにビールでも口にすると 少しはほっとできる。ニュースで聞いたが、今でも 仕事の疲れをお酒で紛らわす人は、運動や趣味でと答える人を 上回る。お酒なら煙草などとは勝手が違って 量が少ないうちは決して体もわるくないものだとそう信じている。

5月19日(土)

• 先週は土曜日に会社へ出る羽目になったので、あまり休んだ気がしなかった。 今週末は、好きなだけゆっくり寝ていたい。いつも好きなだけ寝ているではないかと 言われそうだが、言われるほど寝ているわけでもないと思っている。
• 自宅へ戻る途中、すっかり毎月恒例にしてしまっている献血を 今日は大阪駅前でやってきた。 阪急グランドビルの25階から見る大阪の風景は、 見晴らす限りがビルばかりといった印象だった。 普段孝子峠から和歌山市内を見晴らす毎日に 慣れてしまっているためか、その違いには少なからずの衝撃を受けた。 終わるまでの時間をずっと、この不思議な風景を飽きもせずに眺めていた。

5月20日(日)

• 電車に乗っているときに、前に立っていた人のシャツの胸のところに、 大きな文字で「カナダ人」と書かれたものを見た。 背中側にはカナダの国旗が描かれていた。 本当にカナダ人なのだろう。しかし、これと同じことをしようと思わない。 自転車で外を走っているときに、前を歩いていた人のシャツの胸のところに、 般若心経か何かを書かれたものを見た。 やはり、これも同じことをしようとは思わない。
• 前の人が電車を降りていくときに、そのまま財布を落としていった。 すぐ横に座っていた人が声をかけたので、その場は難なく終わった。 今度は次の駅で隣の人が、帽子を忘れたまま降りていった。 反対側の隣に座っていた人が声をかけたので、これも難なく終わった。 外はあつくて、みんな気がゆるんでいるのかもしれない。 昨日血を取っているときに、看護婦さんに暑いですねと言われた。 職場はいつももっと暑いですから気がつきませんでしたと答えた。 まだ5月なので冷房してくれないんですと言うと、少し笑って まぁまぁそれは仕方ないですねと言われた。

5月21日(月)

• 昨夜はよく寝たつもりであった。それでも今日は午後になってからは いよいよ眠くて仕方がなくなった。プログラムのコンパイルが終わるのを 待っている間、それからテスト用の写真を焼いて仕上がるまで 待っている間をうとりうとりと過ごした。 2日前の貧血がまだ効いているのだろうか。
• 今日もいつも通り何とか仕事を終わらせて寮に戻った。 例によってなかなか食事がのどを通らない。 横にいたS氏に、確かに食べるのは遅いですねといわれた。 小学校のときに、いつも最後までひとり残って 給食をそれでも何とか口の中へ押し込んでいたことを思い出す。 学校の先生や母親には何度となく努力をするようにといわれた。 特にK先生はうるさかった。それでも 20年以上経った今になっても解決されていない。
• 先日友人から、隣の部屋がやかましいと 悩み相談のメールを受けたが、さらに困ったことは 犯人がどうやら私の母校の学生らしくて、おまけに女と同棲しているらしい。 しかし、この話を家主か仲介業者の手に負えないからといって、 大学の学生部に相談するのもどうしたものだろうか。 J先生が短大に勤めるようになってから すっかり老け込んでしまった理由がわからないでもない(:-p。

5月22日(火)

• ここのところしばらくの間は、 ソフトの不具合点からも解放された気分であった。 しかし、今日になっては3件もの問題点を廻された。 そのうち1つはY氏からの電話で知らされた。 そのときあいにく 別の問題点修正やら打ち合わせが重なっていた。 Y氏が快く引き受けてくれたのをいいことに、 不具合再現の確認や、サーバからのファイルのコピーや、コンパイルや、 修正後の動作確認やらを、すっかり彼に任せてしまった。 こちらでは何もかもきれいに修正してしまったつもりでいた。 それが、実は何の関係もない隣の箇所をさわっていたことは、 あとから何もなおっていなかったことを 再びY氏から知らされたときだった。 かなりの時間が経ったあとY氏に電話した。 相当頭にきていたに違いない。 心はまるく、気長く、 彼の口調はいつもと何一つ変わらない穏やかな調子だった。 頭が下がる。

5月23日(水)

• 朝、少し前へ屈んだときに いつもになく腰が痛むことに気がついた。 1日できるだけ体を動かさないように、静かに過ごした。 このままでは歳が疑われてしまう。 別に私は何一つわるいことはしていない。 急に天気がわるくなったからに違いないと そう解釈している。 どちらにしても、歳が疑われてしまう。
• 毎年減り続けているお米の消費量が、珍しく増えているらしい。 しかし、それは チェーン店の牛丼や、コンビニエンス・ストアのお弁当やおにぎりなど、 その価格競争が引き金になっているらしい。手放しに安心はできない。 ただ、こうした競争が お米の消費量といった数値にあらわれてくるところが、 いかにも現代の日本らしくておもしろい。

5月24日(木)

• 会社にいると苦労の割には単調な毎日が続く。 学生時代とくらべると、 すっかり人とのつき合いも少なくってしまったような気がする。 それでも今日、 会社のS氏からは結婚式の2次会の招待状が届いていた。 まだこうして声をかけてもらっている間は いいのかもしれない。
• 会社の寮を追い出されるまであと8箇月になった。 独りで住むところを捜すのか家から通うのかを悩む。 本当のところは家の近くに職場を捜すのが、 いちばん自身のためにも両親のためにもいいのかもしれない。

5月25日(金)

• 昨日届いた2次会の招待状の 差出人は、よく見ると寮の3軒隣のY氏からであった。 それでも、葉書にはきちんと郵便局の判がつかれてあった。 そのまま手渡した方がはやいような気がした。 返信をどうするか少し迷った。同じことをしてもおもしろくないので、 結局会社の寮宛ての葉書をわざわざ自宅まで持ち帰って、 茨木のポストへ投函した。
• 数日前に買っておいた、ヨーグルトを食べようと冷蔵庫を開けた。 その残りが、何故か思っていたよりも1つ多いことに気がついた。 あわててくず入れの中を調べた。成る程 3月末で期限の切れたものがひとつ、 中味が空になって捨てられていた。 どうやら、以前に買って食べ忘れていたものを 間違えて食べてしまっていたらしい。 別にお腹は痛まない。そんなものなのだろうか。

5月26日(土)

• 仕事は、周囲から見れば大したことをしたわけではないが、 それでも自身にとっては大したことであった。 夜のうちに自宅へ戻ると、そのまま眠りについてしまった。 気がつけば例によってお昼を過ぎていた。
• 最近は電波時計なる、窓際に置いておくだけで時間の合う 便利な時計が出回っている。以前から幾つか購入して、 寝床や会社の机の上に載せて目の前の標準時を楽しんでいる。
  その1つを先日、うっかり落下させたかお茶を飲ませたか何かで アンテナのところをいけなくしてしまった。 蓋を取ってその箇所を半田でつけ直そうとしたが、 なかなか基板に手が届かなくてうまくいかない。 最近の電気製品は何でも、勝手に分解させまいと あの手この手で中味を隠そうとするが、 それが最終的に、 すぐに直るものでも 修理せずに買い換えさせてしまうことを助長している。
  全く常識を逸脱した使い方をしておいて、それでなおかつ つくった人を訴える人が世の中には存在する。 これが製造したほうの責任であろう筈はない。 一方では科学技術が進歩しているように見えるのだが、 一方ではもっとも基本的な人間らしい ものの考え方が退化してきたと考えざるを得ない。

5月27日(日)

• 朝から、何となく気分のさえない1日であった。 昼間、切れにくくなった鋏を磨いていたときに、 知らない間に左手の親指を切っていた。 果物の種が歯に引っかかったものを取り除こうとしていたときに、 楊枝で口の中を切ってしまった。 しばらく、刃物や尖ったものの類はさわらない方がいいのかもしれない。
• また、風邪が流行っているような気がする。 熱が出たとか、そんな話をちらほらと聞く。 先日から体温計をI氏に貸したままになっていることを忘れていた。 体温計がないと会社を休む理由をつくるのが難しい。

5月28日(月)

• 仕事を終わらせて寮に戻り早速ビールを飲もうと思ったが、 350の発泡酒の缶はすべてが売り切れてなくなっていた。 やむを得ず500の缶に手を出した。いつもより少しいい気分。
• [　あ　]の居ぬ間にとは言ったものだが 今週は週末まで洗濯日和。いきなりI氏に君の背中には はねがはえているとまで言われた。 問: [　あ　]を最も適切な内容で埋めてください。

5月29日(火)

• それとなく自覚はないのだが、朝から昼間から夕方から ずっと仕事の文句ばかり言っていたらしい。 大分と鬱憤が溜まっていますねとか、 どうせ出世する気はないからいいだとか、 帰ったら今日はよく寝るようにとか、 会う人会う人にいろいろなことを言われた。 少々過熱してしまっているのかもしれない。 それでも今度は手許の寒暖計は32度を、 当て付けに持参した不快指数計は80を指していた。 黙ってまじめに仕事をしている方が寧ろおかしい。

5月30日(水)

• 天気がよくなかったのか、妙に首筋が痛んだ。 それを察してかどうかはわからないが、 T氏やN氏やN氏に何の前触れもなく後ろから突然肩を押さえられたりした。 そして、そのたびにびっくりした。
• 会社からの帰り道、駐車場でホタルが飛んでいたらしい。 1匹2匹が飛んでいるのは何度か見かけたことがある。 それが、10〜20匹も一度に飛んでいることは珍しい。 帰り道は、あいにくY氏とUNI×の話をしていたためか、 私には気がつかなかった。 一方のY氏は、ホタルなど珍しくも何ともなかったらしい。 ホタルを見つけたM氏には、風情があっておもしろいから 是非写真を撮ってくれと言われた。 あいにく三脚は大阪の自宅に置きっ放しである。 うまく撮れる自信は全くなかった。私にとっては難しすぎるから 勘弁してほしい、夜も遅くなったから寝ませんかと言ったら、 見に行かないんですかと寂しそうに言われた。 そう言われてみると、やはり少しもったいない気がした。

5月31日(木)

• 給与明細を開けてみると、相変わらず今年も 殆ど昇給はしていなかった。 周囲に聞くと、幾分私より多く上がっている様子である。 ひとえに、日頃からの文句だらけの仕事の成果であろう。 何よりも、日々の仕事に追われるばかりで いい加減に精進をしていないのが祟っている。 いつもながらの不精がこんなところで はっきりと数値化されるのが悲しい。このままでは 後輩のほうが先に指導職になるのも時間の問題かもしれない。