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Subversion(TortoiseSVN)でファイルのロックをおすすめ(設定)する方法(手順)

Subversionで、画像ファイルなどあとからマージのできないファイルを バージョン管理する必要が出てくることがあるでしょう。 必要に応じて、ファイル単位で あらかじめロックをしてからでないと 編集できないようにファイルに属性をつけておくことができます。

(ご注意) このページをご利用になった結果の影響については、 一切責任を負いませんので、あらかじめご了承願います。

  1. TortoiseSVNを使うときに、あとからマージのできないファイルを編集するときは、 その間は他の人が編集できないようにするために、ファイルをロックします。 目的のファイルを選んで、 コンテキストメニュー(右クリックメニュー)を使って、 [TortoiseSVN] → [ロックを取得]を選択します。

  2. ここで理由を入力するのは、他の人にわかるようにするためです。 理由を入力して[OK]を押すと、ロックが完了します。

  3. ここまではいいのですが、知らずに他の人がコミットしようとしたときに、 エラーが出ます。当たり前ですよね。ロックされてしまってるんですから‥‥。

  4. こんなときのために、あらかじめ コンテキストメニュー(右クリックメニュー)を使って、 [TortoiseSVN] → [変更をチェック]を選択して‥‥。

  5. 表示する画面で、[リポジトリをチェック] のボタンを押すと、誰かがファイルをロックしていれば 理由もあわせてそれを表示してくれます。

  6. でも、ついついこれを忘れてしまって編集してしまって、 その結果、気がついたら誰かがロックしていたり‥‥。 編集済みで、マージもできないのに更新せざるを得なかったり‥‥。 あとから困りますよね。

  7. こんなことにならないように、 マージできないファイルは、必ずあらかじめロックをしてからでないと 編集できないようにファイルに属性をつけておきましょう。 コンテキストメニュー(右クリックメニュー)を使って、 [TortoiseSVN] → [属性]を選択してください。

  8. 属性画面を表示しますので、[新規]ボタンを押してください。

  9. 「svn:needs-lock」を選択して、属性名のところは空白のままで [OK]ボタンを押してください。

  10. 「svn:needs-lock」が追加されていることを確認して、 [OK]ボタンを押してください。

  11. 属性を追加した結果を、忘れずにコミットしてください。

  12. Explorer上でのアイコンの色が灰色になります。 ファイルの属性が、読み取り専用になっていることを確認してください。

  13. ファイルが読み取り専用になっているので、 このままでは編集できないことに気がつきやすくなるでしょう。 これで、ロックを取得することを忘れにくくなると思います。

  14. もちろん、他の人が先にロックしてしまっているのであれば、 後の人がロックしようとしたときに、そのことがわかります。


shacho@critical.ne.jp
Last modified: Thu Jan 29 22:00:00 JST 2009